『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『万本の矢を立てて冬芒』

 川沿いの土手、枯れ果てた “すすき”  が立っている。  荒涼とした景である。

 だが、芒が確と天に向かって立っている。矢を天に突き立てている。

 枯れ果てて、なお威を張る芒がいる。

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 季語『煮 凝』何て読むの?

「煮凝にするどき骨のありにけり」

  大牧広

  煮凝:にこごり

 魚の煮汁が冷えてゼリー状に固まったもの。

 かっての日本家屋は室内温度が低く自然と煮凝りが出来た。

    出典:合本俳句歳時記