『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『立つ鳥の枝の反動木の葉舞ふ』

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 冬うらら! 木曽三川水郷公園に出かけた。

 モミジバフウの木が紅葉し、トゲトゲの実をおとしていた。 

 見た目の可愛らしさで、リースに使うことも。

 ネットによれば、小さな穴があり水槽の稚エビの隠れ家に使うことも。

 落葉踏む心地良さに、童が駆け回っていた。冬うらら!

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『親指に陽のいろ残る蜜柑狩』

f:id:t18tfc2is61:20211110155303j:plain 太陽の色になりきる蜜柑!
 郊外の園芸センター隣地で、蜜柑狩りが行われている。
 若い家族連れが楽しんでおり、4個食べたと女の児の声も聞こえてくる。
 走り回る男の児も。
 先日は幼稚園の団体がいた。
蜜柑狩り用の畑に若い木を育て、低い枝にいっぱい実をつけている蜜柑。
 自然に触れて子供も快活だ。

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『夕風に草焼く匂ひ八つ頭』

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 里芋を掘ったが、今年は小振りが多い。
 芋は水で土を落とし、3日程乾かし保存食とする。
 隣で農家さんも、出荷用の里芋を栽培している。茎が太く芋も大きそうだ。
 余り手をかけてないように見えるが、何が違うのか。
 土いじりの仲間の畑より、煙が漂って来る日の芋掘りであった。
 八つ頭は里芋の種類のひとつ。

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『山風に翅たたみけり秋の蝶』

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 やや冷たき風、山から吹き下ろす風のあり。

 蝶は向かい風に抗うことなく、地に降りて風をやり過ごす。

 じっと耐えるかのように。

 しばらくして、草丈の高さを再び舞う秋の蝶であった。

 晩秋!

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『茶の花や庭蔵の立つ農屋敷』

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 農家の屋敷は広い。
 敷地の境界には、茶の木が植えられている。
 春には茶葉を摘み、自給自足していたものだ。
 当地の旧農家さんの屋敷には、今も母家、納屋、蔵、厠などの建物が建っている。
 昭和の時代、庭蔵は収穫した自家用の一年分の米などが、納められていた。
 垣根の茶は、今、花が咲かせている。

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