『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『鳥帰るカヌー 一艇伸びる水脈』

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『両脚の雫光らし帰る鳥』

 湖面の移ろい、冬から春へ!

工業用水のダム湖、渡り鳥の鴨が帰り、今カヌー競技の練習場に変わろうとしている。

 鴨が湖面に描く水脈、今カヌーが引く水脈に、ダム湖の季節を分かち合っている。

 カヌーの一艇がゆっくりと、水の固さを確かめながら。

4月下旬には高校生の部活で十艇も走る。

 水源であり、渡り鳥の場であり、生物の場であり、人の場である。全て水の恵である。

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