『風息に焰太らし堤焼く』
「火吹き竹」。ガスコンロ以前の時代、家庭では薪を燃やしご飯
を炊いていた。かまどに大釜をかけ。
息を吹き込み、かまどの奥まで薪が良く燃えるように!
息を吹き込む道具が「火吹き竹」。 竹筒だ、先に小さな穴があいており、手元に口をあて吹く。
5年前、川堤の枯草が200m程、風にまかせて焼かれていた。
もうもうと立ち上がる煙。風の吹き込みによっては、大きく立ち上がる焰(ほむら)。
火も大きく膨らむのだ!
風も息をしている!
強く、弱く!
ときにいきり立ち!
堤防の管理で、今は夏に大型機械で草刈りがされ、堤を焼くことはない。
畔焼きは今年も先日見かけた。
煙の流れる方角と違っても、焦げる臭いは四方に広がり気付かされる。