『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『風息に焰太らし堤焼く』

 「火吹き竹」。ガスコンロ以前の時代、家庭では薪を燃やしご飯

を炊いていた。かまどに大釜をかけ。

 息を吹き込み、かまどの奥まで薪が良く燃えるように!

 息を吹き込む道具が「火吹き竹」。 竹筒だ、先に小さな穴があいており、手元に口をあて吹く。

 5年前、川堤の枯草が200m程、風にまかせて焼かれていた。

もうもうと立ち上がる煙。風の吹き込みによっては、大きく立ち上がる焰(ほむら)。

 火も大きく膨らむのだ!

 風も息をしている!

 強く、弱く!

 ときにいきり立ち!

堤防の管理で、今は夏に大型機械で草刈りがされ、堤を焼くことはない。

 畔焼きは今年も先日見かけた。

煙の流れる方角と違っても、焦げる臭いは四方に広がり気付かされる。