『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『明易し波音寄する旅枕』

f:id:t18tfc2is61:20210612001815j:plain 夏至近く、日の出は4時37分とある。

 10数年前の夏は、朝暑くなる前の5時には大型犬の散歩に出かけていた。

 2年前の、中学時代の野球部7人で志摩の民宿に泊まった朝を思い起こす。

 深夜まで話しこみ、布団に入った。

海岸近くの宿、沖から寄せくる波の音が、時にはグオッーーー。ザッッブンーと。

枕元まで届く!

 波音に寝! 波音に起き!

 朝早く、朝の海の清々しきこと。

記憶を呼び起こす、夏の朝である。