『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『時の日や和時計きざむ藩主の間』

f:id:t18tfc2is61:20210609183922j:plain ネットの出典で、和時計とは江戸時代に使用された、不定時法を用いた時計。

 不定時法とは、日の出を一日の始まりとして、日の出と日の入りの間を六等分する定めで、季節によって単位時間の長さが異なっていたとある。

現代は一日を二十四等分の定時法。

 その和時計、櫓の形をした台に置かれたものが、ここ美濃高須藩の隠れ城とされた岐阜の行基寺にある。

 針は動かなくも鐘で時を告げると。そして今もコチコチと音をたてている。

 本来、天秤の錘の位置を人手によってかけかえ、調節し運転するようだが、今はそのような人はいないと。

 珍しい時計が、音だけは今もきざんでいる。

 6月10日 時の記念日である!