『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『水神に酒ワンカップ池温む』

  f:id:t18tfc2is61:20210319183425j:plain   山あいの農業用水の溜池、傍らに水神の社がある。小さな社に半開きのコップ酒が供えられている。

 今、一部で田起こしが始まり、稲作には大事な水。

 ところで、溜池には、三十匹位の鯉が。動きはゆっくりだが、伸び伸びと泳いでいる。

養殖している訳でもなさそうだが、後から来た人が餌を与え始めた。

聞くと、隣の地区のパン屋さん、パンの耳を池に投げ入れていると。週二回程ビニール大袋2袋分だと。

 道理で私の足音がすると、池の端に鯉が集まって来たのだ。

 心が温む一日となった。

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