『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『力抜け力溜め込む冬田かな』

 冬の田はじっと眠るかのよう。

秋に藁を散りばめ、稲の切株も鋤き込まれたまま、ただじっと土を乾かしている。見た目は大仕事の後、力抜けたままの姿。

 しかし、どうやら土の中はそうではないらしい。

ミミズや微生物の働きで栄養を溜め込んでるらしい。

 そう言えばカラスが冬の田をつついている。

 春からのあの早苗田、青田、稔り田と稲を成長させるパワーを溜めてる。 あの凄いパワーをだ。

 それも、小動物や、微生物の力を借りて。

 正に地力!  自然界の力だ!