『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

『蠟梅や門の格子の奥一朶』

 旧道の家並に数寄屋門の家が、格式ある佇まいが目に止まる。

 門の格子の隙間から見える奥は、手入れの行き届いた庭が。

 そこに蠟梅がわずかに色をつけていた、つややかな黄色。ひと枝が花をつけている。

すると微かな香りがしてくる、そう思えたのは不思議だ。

 格子の隙間より道行く人に近づく春を告げるのであろう!