『 俳 句 』 能なし

俳句初心者が、俳句で綴る日記帳    『難読語読めぬ俳句の冬講座』

俳句

借景に点描打てる飛雪かな

日本海側は大雪。当地は一時間程、風に吹き飛ばされながらの雪である。覗く窓にはいつもの山河田畑の借景が、雪で点描画のような景色に様変わり。雪が新たな絵を描いて見せた。季語は『飛 雪』、 季語『雪』の副題 俳句

大根引く力加減の太さかな

踏んばって大地から根を出した大根。 薄い土色をつけているのは頑張った証だ。 9月に種蒔きしたものは、芽が出揃ったところを虫に食べられてしまい、この大根は10月に蒔き直したものだ。今、太くて立派な大根に。洗えば真っ白に輝きだす。さあ、収穫と引…

寒禽の声の吹き寄す校舎かな

今日から3学期が始まった学校。校舎には風が吹きつける寒い朝ではある。が、そこには冬の鳥 ひよどりがピィーピィーと鳴き声高く つぐみ等が声をあげキャッチボールをしている。それはチームとなって大声を交わしていた。声は風に乗って校舎に吹き寄せてくる…

気滴る千古の杉や初詣

神社には、遠い昔からの大杉が聳え立つ その下は神々しい気が充満し 身も心も浄めて頂ける 新年のスタートは初詣でから 季語は『初 詣』 俳句

初めての投稿

三つ指をついて昭和の御慶かな 季語は『御 慶』